ハタの王様「クエ」は鍋ものをはじめとする加熱料理が評判ですが、生のままの味も気になりますよね。
クエの刺身のじれったい味わいを紹介します。
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天然クエの「まるサバごはん」、内臓御膳の続きです。
悪くなりやすい内臓を早々に食べ終え、今日からいよいよクエの身で「まるサバ」します。
加熱してこそ真価を発揮するという評判のクエですが、滅多にお目にかかれない天然ものに敬意を表してきちんと段取りを踏みたいところ。まずは刺身で食べてみます。
クエの刺身
背側の身の一部から刺身を引いていきます。
熟成4日目ですが、きれいな状態で臭みもまったく感じられません。
産卵直後であまり肥えている個体ではないにも関わらず、この写真からも窺えるしっかりとした脂乗り。
これは加熱せずとも濃厚な旨味が味わえるのでは…?期待が高まります!
ハタ系のクエには、アカハタの時のように細ネギと紅葉おろし+ポン酢が合いそうです。
(いつもながら)上手く撮影できていませんが、断面が脂で虹色に輝いてとっても綺麗…
お味はどうでしょうか?いただきます!
・・・濃厚な旨味が…来そうで来ない!
口に入れてひと噛みすると、かすかな旨味を感じると共に「もっとすごい旨味が来る…!」という予感がするのですが、予感のまま終わりを迎えます。
噛んでも噛んでも、旨味がずっと殻の中に閉じこもっていて出てこない…
でも、きっと加熱によって出てくるんじゃないかなという期待を持たせてくれる、そんな味わいです。
焦らされているようでもどかしさもありますが、来るべき大きな旨味のイメージをつまみにお酒を飲むのもまた一興。
この旨味の片鱗が加熱によってどう開花するのか…とっても楽しみです!(次の記事はこちら)
コメント
熟成魚からの読者です。
クエまでご自分で料理してしまうなんてすごいですね。
次の記事も楽しみにしています。
読者になっていただけてとても嬉しいです!最近更新が滞りぎみですみませんでした…
クエは二度とない機会かもしれないので気合いが入りました。
コメント大変励みになります。ありがとうございました。
波止で釣りしてて、なぜかクエが釣れてしまったので料理方法を参考にさせていただきました。
ヌメヌメのまま揚げるウロコに躊躇してたのですが…この記事見て踏ん切り着きました(笑)
びっくりするほど美味しく、身は…ヤバいですね…
半身と頭を食べるのが今から楽しみです
コメントに気づかず申し訳ありません!
防波堤でクエが釣れるなんて夢がありますね~
記事がお役に立ててよかったです。ウロコ意外にも美味しいですよね。
しばらく更新していなかったのですがまた再開したので、よければまた覗きにきてください。