マナガツオの加熱調理といえば西京焼きですが、新定番として提案したいのが天ぷら。
マナガツオの美味しさをバランス良く引き出してくれます。
マナガツオの天ぷらの作り方と、個性的かつ高級魚の品格漂う美味しさを紹介します。
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日曜日に買ったマナガツオの「まるサバごはん」、炙り刺身の続きです。
翌月曜日の仕事終わり、残り半分のマナガツオをどう調理しようか考えながらスーパーをうろついていると…値引きされた天ぷら用のキスを見つけました。
ふむふむ、このキスとマナガツオで天ぷらも良いかも…
マナガツオの加熱調理といえば定番は西京焼き。天ぷらにしたことはありませんが、香りが良く加熱で旨味が引き出されるマナガツオは、衣に香りを閉じ込めながらサッと火を通す天ぷらと好相性の予感がします。
今日の「まるサバごはん」はマナガツオの天ぷらに決定です!
マナガツオの天ぷら
昨日からリードとラップで包んで冷蔵しておいたマナガツオ2サクを使います。
サクをそれぞれ半分に切り、
天ぷら衣につけ、約180度の油で数十秒サッと揚げれば完成です!
やっぱり揚げ物にはビール♪サッポロ黒ラベルと一緒に、いただきます!
・・・すごくおいしい~~~!!!!
目論見通り、噛んだ瞬間に衣に閉じ込められた香りがフワっと広がります。刺身の時のような爽やかな香りです。
でも、これはあくまでも一瞬。すぐさま加熱で引き出された旨味が続き、それがずーっと尾を引きます。
香り重視の刺身の美味しさから一転、品が良いのに強さもある旨味が前面に押し出され、これぞ高級魚という味わいに。
本当に美味しい…日本だけではなく南アジアや東南アジア一帯で珍重されているのも納得です。
なんでも、インドの高級カレー屋のフィッシュカレーの最高峰がマナガツオを使ったものなんだとか。
上品な味わいの魚は下手に揚げるとその個性が飛んでしまうことがありますが、マナガツオの天ぷらは素人の私が揚げても上品さを保っています。旨味の強さが私の拙い腕を補ってくれたのかな。
この個性を楽しむためにも、天つゆよりもシンプルに塩だけで頂くのが正解な気がします。天つゆ作るの面倒くさいしね…
初めてのマナガツオの天ぷらでしたが、香りと旨味、そして上品さと力強さのバランスが素晴らしく、西京焼きに匹敵する実力を感じました。
天ぷらがマナガツオ料理のニュースタンダードになる日も近いかもしれませんね。
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