新鮮なサヨリを4匹ゲットしました。
サヨリはまさに今が旬!脂が乗っていてとっても美味しいです。
2匹を刺身に、残りの2匹を干物にすることにします。
サヨリの刺身
まず、ハラワタを抜いて中の黒い腹膜をよく洗い、頭を切り落として三枚におろします。
あ、ちょっと失敗して中骨に身が残りすぎちゃった…
でも、ここも食べるので気にせず進みます!
皮をむいていきます。端の方からペリペリと、手で簡単にむけます。
皮はかなり美味しいので、必ず取っておきます。
あとは身をぶつ切りにして皿に盛るだけ。多少の小骨がありますが、気にしないで大丈夫です♪
サッポロ黒ラベルと一緒に、いただきます!
・・・おいしい~!!
脂がのりにのっています!さすが旬!!
口当たりはつるっとしていますが、噛むとねっとり濃厚かつ上品な旨味が口いっぱいに広がります。このつるっとした食感を私はサヨリの刺身以外に知りません。唯一無二のものだと思います。
一方で、骨をゴリゴリと噛みつぶすワイルドな食感も共存し、つるん→もちもち→ゴリゴリという三者の掛け合いがすごく楽しい!
おまけに、見た目が本当に美しいので、テーブルの上に乗っているだけでテンションが上がります。
あぁ、グアニンのキラキラ感がまぶしい…透明な身と相まって、まるで宝石のようです。
4匹全部刺身でもよかったかなと思うほど、パクパクとあっという間に食べてしまいました。
サヨリの頭と骨と皮の塩焼き
お次は取っておいた頭と骨と皮を塩焼きにします。
皮は竹串に巻き付けて、骨はそのまま、頭は半分に割って、塩をしてから魚焼きグリルで焼きます。
焼きすぎて焦がさないように注意ですが、焼きが足りないと骨が固くて食べにくいので、弱火でじっくり焼きます。
カリカリに焼けたら完成です!
愛媛の山丹正宗と一緒に、いただきます!
・・・おいしい~~~!!!
これはもう…絶品です!!
大げさでもなんでもなく、本当に噛めば噛むほど味が出てきます。
凛としたサヨリの姿からは想像がつかない、パンチのある強烈な旨味です。
三枚おろしに失敗して骨に身が残ってしまいましたが、塩焼きにしてこんなに美味しく食べれるなんて、まさに怪我の功名です。
これこそ魚をまるごと一匹サバく醍醐味だと思います。失敗しても色んな形で最終的には美味しく食べることができるから、難しく考える必要はないんですよね。
これからも失敗を恐れずまるサバライフを楽しもう!と思った夜でした。
小話
サヨリはダツ目の魚です。このグループにはサンマやトビウオなど多くの水産重要種が含まれていて、魚好きにはたまらない分類群です。
旅行で西表島を訪れたとき、同じくダツ目に属するコモチサヨリという魚が川で群れているのを見ました。聞けばこの魚、水面に落ちる虫を専門に食べていて、おなかを割くと真っ黒なアリがうじゃうじゃ出てきたりするそうです。また、おなかの中で卵を孵化させて子どもを産む「卵胎生」という性質を持つ、なんとも不思議な魚です。
私たちになじみ深いメダカもこのグループに含まれていたりして、ダツ目ってすっごく奥が深そうです!
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