大型天然ブリの「まるサバごはん」シリーズ、白菜包み蒸しの続きです。
獲れて6日目まで着々と食べ進んできた大型ブリですが、今日は獲れて3日目まで遡ります。
この日はブリが届いた翌日。実はブリ大根を作っておいたのです。
早めに作って保存しておき、少しずつ食べていくという戦略をとったブリ大根、最後まで美味しく食べ切れるでしょうか?
ブリ大根
ブリ大根にはブリの頭を使います。
届いたその日に細かく分解し、
冷蔵庫で保存しておきました。
翌日、圧力鍋に大根をギッシリ敷き詰め、
その上に湯引きしたブリを載せ、水・酒・みりんを2 : 2 : 1でひたひたになる程度に入れて、砂糖大さじ3とショウガを加えます。
沸騰させてアクを取った後に蓋をし、15分加圧し、
減圧したら蓋を開けて、煮汁が半分になるくらいまで煮詰め、醤油を軽くひと回し。
醤油が全体に馴染んだらすぐに火を止めて、粗熱を取って冷蔵庫に入れておきました。
大型ブリの頭だけあって大量に出来たので、少しずつ食べていくことにします。
・・・・・・
と言いつつ、土日は他のブリ料理を食べるのに忙しく、ブリ大根に手を付けたのは2日後の月曜日でした。
お弁当に詰めてお昼ごはんに持っていきます。
昼から魚、うれしいな。いただきます!
・・・おいし~い!
ブリ大根の主役って大根ですよね~!しっかり味が染みて、柔らかくてトロトロで…たまりません!
圧力鍋を使ったからか、ブリも硬くならずにホロホロ。細かいところまで突いて食べ尽くしたくなる美味しさです。
白いご飯が進む進む…もう少し詰めてくればよかったな。
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お昼だけでは当然食べきれず、その日の晩と次の日の晩にも食べましたが、変わらず美味しい。
同じ日に食べたブリしゃぶは臭みが出ていましたが、このブリ大根からは全く臭みを感じません。
どちらの料理もアラを使っている点は共通していますが、ブリしゃぶに使った背骨は獲れて5日目まで放置していたのに対し、ブリ大根に使った頭は獲れて3日目で調理を済ませていました。
たった2日の差ですが、臭みの出やすいブリにとっては大きな2日。
出し惜しみせず新鮮なうちにさっさと加工してしまうことで、臭みの進行を止めるような効果が得られるようですね。
また、常備菜として大量に作った煮物あるあるとして、再加熱する度に煮詰まって味が濃くなりすぎるということが挙げられると思いますが、今回のブリ大根は作って3日目の晩でも丁度良い塩梅を保っていました。
醤油をごくごく少なめにして、醤油を入れた後の加熱も短時間で済ませたのが功を奏したようです。
醤油を入れる段階では「薄すぎるかな?」と思うくらいの量にとどめておくと、最後まで美味しく食べられるような気がします。
まとめると、ブリ大根を美味しく日持ちさせるコツは、
- 新鮮なうちにブリ大根に加工する
- 醤油は薄目に
の2つにあるようですね。
失敗も多かった今回の大型天然ブリまるサバですが、ブリ大根に関しては大成功と言えそうです!
大型天然ブリの「まるサバごはん」シリーズ、次回は「西京焼き・幽庵焼き」です。
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