大型天然ブリの「まるサバごはん」シリーズ、ブリしゃぶと〆の雑炊の続きです。
獲れて6日目の今日も、引き続き加熱料理を楽しみます。
定番の照り焼きにしようかとも思いましたが、せっかくのお取り寄せ天然ブリなので新作に挑戦。
中華風の「白菜包み蒸し」を作ります。
ブリの白菜包み蒸し
ブリの下ごしらえは、昨晩のうちに済ませておきました。
というのも、昨日のブリしゃぶで臭みが出ていたのを受け、一刻も早く残っているサクの処理をしたかったからです。
残り3サクの酸化した部分をトリミングし、2サクは西京漬けの味噌床に投入、もう1サクは白菜包み蒸し用に塩を振ってリードで包んでおきました。
そして翌日、リードを取って塩を洗い流し、コショウと紹興酒で下味をつけます。
下ゆでした白菜の葉っぱでブリを包み、白菜の芯の部分も一緒に蒸篭で5分ほど蒸します。
せっかくなので対照実験として、3切れのうち1切れは何も包まずに丸裸で蒸してみることにしました。
蒸しあがったら、白菜から取り出してお皿に盛りつけます。
白菜を横に添え、醤油・コショウ・蒸し汁を混ぜたタレをかけてから白髪ネギをあしらい、
中華風酒蒸しの要領でカンカンに熱したゴマ油をジュワ~っとかければ、ブリの白菜包み蒸しの完成です!
まずは白菜で包んだ方から…いただきます!
・・・おいし~い!!!
しっとり柔らかな食感に、思わず頬が緩みます。
ブリの加熱料理はともするとパサついてしまうイメージがありますが、生の状態と比べても遜色ないみずみずしさ。
一日経っているにも関わらず、ブリしゃぶで感じたような臭みもありません。
ただ、これは白菜のおかげではなく、単に酸化した部分を丁寧にトリミングしたためかもしれませんね…
そこで、比較のために作った白菜なしの丸裸バージョンを食べてみると…
!!!!
歴然とした違いが!
白菜で包んだ方と比べると、はっきりとした臭みを感じます。
白菜で包んだら臭いがこもりそうなイメージをなんとなく抱いていましたが、むしろブリの臭みを白菜の爽やかな香りに置換してくれるような効果があったようです。臭みを感じなかったのはトリミングのせいではなく、明らかに白菜のおかげでした。
食感も白菜で包んだものに比べるとパサついていて、舌触りも硬めです。
普段は魚愛しさに優柔不断となり、「どっちも美味しい」と判定を避けがちな私ですが…
優柔不断な例↓↓
ブリの白菜包み蒸しに関しては、間違いなく包んだ方が良いと断言できます。
そして、白菜自体も物凄くおいしい!!
水煮魚におけるモヤシのような位置づけで、この倍量は食べたいですね。
白菜の下ゆでの際に大量にゆでて、一緒に蒸すのが良いかもしれません。
美味しさが保証されたいつもの料理も良いですが、新しい料理に挑戦するのもやっぱり楽しいですね。
未知の味に出会えて大満足の夜でした。
大型天然ブリの「まるサバごはん」シリーズ、次回は「ブリ大根」です。
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